犬の健康を考える ~第3回~
犬の外耳炎とは
犬の病気ランキングで圧倒的に多いのが【外耳炎】です!
しきりに首あたりや耳近くを掻いていたり、首を振ってばかりいる状況、酷いと書きながら声を出してしまう子もいます、また耳に独特の嫌な臭いが発生します。その様な時には直ぐにかかりつけの病院に行きましょう。
処置をすれば直ぐに落ち着くようになります、酷い時は自分で犬の耳をほじらずに病院に行く事をお勧めします。
外耳炎になる原因は複数考えられます。
注意ポイント
■ 耳ダニ感染
■ 細菌感染
■ 真菌感染
■ 間違った掃除法
■ 体質
■ 腫瘍
■ 分泌腺疾患




■ 耳ダニ感染
直接接触で感染します。感染している個体との接触で感染するケースが多い。特徴は耳の入り口や耳道付近にコーヒーかすに似た耳垢が見られます。
病院で薬剤の投与で治療できます。
■ 細菌・真菌感染
耳垢を放置していると耳垢から細菌・真菌が生まれる事が有り、外耳炎へと進行します。感染している細菌の種類や酷さによって変わって来ますが、特徴はドロッとした臭い耳垢が出る、酷い場合は膿が出てきます。治療法は清潔になるまで汚れを除去しながら薬剤を投与して治療師します。
■ 間違った掃除法
人間と同じように綿棒でグリグリするのは危険です。傷をつけてしまいそこから外耳炎になるケースもあります。犬用耳ローションを使用して優しくケアして下さい。
■ 腫瘍・分泌腺疾患・体質
この様な他の病気や体質での合併症的発生の場合は、病院で先生に相談して対処をした方が良いです。悩まず直ぐに病院へ行きましょう。

この様に外耳炎になると犬もかなり辛いと思います。外耳炎が進行すると中耳炎となり、っ更に進行すると内耳炎となります。そうなると首が傾いたり同じ方向に回転してしまう、嘔吐や目がチラチラ動き出したりします。
酷くなる前に病院に行きましょう。
対策
1番大切な事は愛犬の耳の掃除を定期的に行う事です。嫌がってさせない等有りますが、病気にならない様に掃除をするしかありません。それでもさせないなら病院で掃除をして頂いて下さい。
汚れが少し酷い場合は犬の耳用ローションなどを使用して耳に数滴たらし、よく耳をマッサージしてから優しく耳の中をふき取る様にしましょう。
注意
細菌は耳以外の所にも感染しますので気を付けて下さい。また多頭飼いの方は1頭から複数頭に感染が広がる事もありますので気を付けて行いましょう。
耳ダニの場合も直接感染なので、掃除する場合はうつらないように気を付けて下さい。


まとめ
外耳炎は犬の病気で1番多いとされている病気になります。原因の多くは不潔にしてしまう、掃除をさせてもらえない、散歩で他の犬からの接触感染等あります。
その他にもアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの犬種に多い事も報告されております。
梅雨の時期は要注意です、湿度が高いので耳垢が酷くなり易いです。
定期的な掃除と体調管理が重要ですね、免疫力が低下すると発生しやすくなります。ドッグマッサージ(犬のリンパマッサージ)で免疫力を高めて内側からケアする事も大切な有効手段です、是非、お試しください。
テンチドッグのドッグマッサージ
