犬のリンパマッサージ

リンパの働きを知る
「リンパ管」「リンパ筋」「リンパ液」をまとめて「リンパ」と呼んでいます。身体中に網のように張り巡らされている「リンパ管」その中を流れているのが「リンパ液」です。その張り巡らされた網のような管の中継地点にあるのが「リンパ節」です、「リンパ液」が複数個所ある「リンパ節」に不純物や悪い細胞を運んで行きます。運ばれた「リンパ液」は「リンパ節」で洗浄されます。
リンパ管
身体中を網羅しており血管の様に張り巡らされています。
リンパ液
血管から漏れ出た血漿やタンパク質で構成されており、リンパ管の中を老廃物を回収しながら「リンパ節」でフィルターし、キレイにして全身に流れて行きます。
リンパ節
リンパ節は身体の重要な箇所に複数あり、リンパ液が老廃物や悪い細菌を「リンパ節」に運び、「リンパ節」が退治してキレイにします、そしてまた「リンパ恵が身体中へと流れて行きます。「リンパ節」が停滞していると抵抗力が落ちて免疫力が下がり身体が弱くなり病気がちになります。

この様に、リンパの働きが理解できたと思います。このリンパの働きで一番重要なのは自動ではリンパは動かないという事です。血管のように心臓がポンプとして動いていますが、リンパにポンプ機能はありません。なので、運動してリンパを流すか、マッサージしてリンパを流すしかないのです。
また運動では効果的に全てのリンパ節が流れない為、リンパマッサージにてリンパ液を流しリンパ節を刺激する事が重要なのです。


リンパマッサージの注意点
注意ポイント
■ 愛犬が興奮状態の時は中止する
■ 飼い主もリラックス
■ 始める前のコミュニケーションが大事
■ 体毛や皮膚の状態を確認(悪い時は中止する)
■ 【重要確認】事前確認事項を確認して下さい

リンパマッサージのメリット効果
ポイント
🔶 痛みの改善
🔶 健康維持
🔶 老廃物の除去
🔶 ストレス暖和
🔶 毛ツヤの改善
🔶 麻痺の改善
🔶 免疫力の向上
🔶 リハビリの相乗効果が上がる
🔶 快便・不眠解消
🔶 メンタル面の改善
🔶 皮膚疾患の改善
人と同じように、ウイルスに侵されたり、がん細胞が出来たりします。そのウイルスやがん細胞を攻撃して消滅させるキラー細胞はリンパ液によって運ばれます。リンパ液が良く流れリンパ節が正常だとキラー細胞が増殖すると医学では証明されております。

リンパマッサージの流れ
施術の流れ
① カウンセリング(初回のみ)
愛犬の日々の状態、状況、生活リズム、問題点、病気の有無、治療の有無等
② コミュニケーション
まずは、コミュニケーションから始めます!ここで問題発生が起これば施術中止になります(問題解決できない場合)。
③ リンパマッサージ
約20分の施術になります、全身のリンパ液を優しく流し、リンパ節を軽く刺激します・
④ コミュニケーション
最後にコミュニケーション、これが大事です!良く出来ましたと褒めてあげます。



犬のリンパ節の場所

下顎リンパ節
頬の部分、下顎の付け根付近
滞ると頭部の器官に異常が出る、例えば、目・耳・鼻・口内等
浅頸リンパ節
肩から前方、首、胸の上部の部分
滞ると呼吸の乱れ、食欲低下、発熱等
腋窩リンパ節
前足の脇の中になる割と奥の方
滞ると肩の痛みや、足のむくみ、歩行障害等
鼠径リンパ節
後ろ足の付け根部分
滞ると痛みや、足のむくみ、歩行障害等、下半身太り
膝窩リンパ節
後ろ足の膝の後ろ側部分
滞ると膝の痛みや、足のむくみ、歩行障害等、下半身太り



